「今あるホームページをよりよいものに変えたい」
「ビジネスに効果が出るなら、新しくホームページを作りたい」
ホームページは重要な情報発信源なので、このように考えるのは当たり前です。
しかし、実際に新規作成やリニューアルにとりかかる前に、次のようなことを考えてみることをお勧めいたします。
ホームページは目的達成の手段であって、目的そのものではないはずです。ですからまず、新規制作やリニューアルの目的を明確にします。その上で、目的に沿った内容を検討することが大切です。
現代ほどホームページの数が膨大で、しかも簡単に検索できるようになったことにより、「閲覧者にとって役に立たないホームページは素通りされる」という結果を生んでいます。つまり、ホームページを作成するだけでは目的を達成できないということです。目的達成のためには、閲覧対象者を明確にした上で、閲覧者にとって有用な情報を伝えることが必須条件となります。
さらに大切なことは、情報をどのように伝えるかということです。この場合の「どのように」とはさまざまな意味合いが含まれています。サイト構成、ビジュアル効果、キャッチコピー、Eコマース対応、SEO対策、アクセシビリティ対策・・・。それぞれの選択肢を、目的達成に近づくものにすることが望まれます。
目的達成のためには、閲覧者に最新の情報を提供するため、ホームページの更新が必要とされます。一般的に、ホームページ制作会社を選定する場合、見積書による初期コストばかりに気をとられがちですが、ランニングコストも考えておくべきです。また、「サーバ管理や更新、アクセス統計などを誰が担うか」「リスクマネジメントをどうするのか」まで視野に入れて、プロバイダ選定、CMS選定、外注先選定をする必要があります。
「ホームページを作りたい」「リニューアルしたい」という思いの裏側には、主に次のような不便や不満が隠されていることと思います。こうした不便・不満は、ウェブ制作会社に依頼することによって、ある程度まで解消することが可能です。
●売れない、成約率が低い
●訪問者が少ない
●検索上位に掲載されない
●デザイン性が低い
●更新に時間や手間がかかる
●コストがかかる
●アクセス制限がついていない
●改善策がわからない
しかし問題は、「みなさんの不便や不満を解消したとしても、必ずしも目的を達成できるわけではない」ということです。なぜなら、「それだけでは閲覧者にとっての不便や不満を解消できない」からです。
閲覧者にとっての不便や不満を解消するためには、上記とは別の機軸による改善が求められます。