情報収集、取材
●下記は、『労働組合機関紙編集BOOK』から一部を抜粋したものです。
情報収集の必要性と方法
新聞の作り手は、読者よりも早く情報を入手しておく必要があります。読者が知っている情報を、新聞に掲載する意味はないからです。
では、どのようにすれば読者に先んじて情報を入手することができるのでしょうか? その答えは非常にシンプルです。
(1)読者より先に見る
(2)読者より先に聞く
具体的には、たとえば集会や交渉などへの参加・取材など、現地に出向く方法が考えられます。電話で人から聞いたり、書物を読んだり、インターネットで調べたりすれば、居ながらにして読者以上の情報を入手することも可能です。
整理すると、その方法は次のようになります。
【この記事の続きは本書で】
情報源を突き止める
執筆前にしろ後にしろ、情報の入手に苦労することもあります。インタビュー記事や対談記事などの候補者探しも、入手困難な情報のひとつと言えるでしょう。このように、
知りたいテーマははっきりしているが、
どこでどのように調べればいいかわからない
という場合には、思い当たる人や組織に電話をかけるのが最適です。その際、先方に伝えるべきことは次の通りです。
【この記事の続きは本書で】
取材のアポイントメント
アポイントメント(以下アポ)のとり方を説明する前に、取材される側の立場になって、取材拒否をする理由を考えてみましょう。
(1)スケジュールの都合がつかない
(2)取材を受けるほどの知識がない
(3)媒体や記事の内容に同意できない
(4)取材を受けるメリットがない
(5)アポ担当者の人間性に疑問がある
「聞いたことのない新聞名なのであやしい」は(3)に含まれ、「謝礼が安い」は(4)に含まれると考えていいでしょう。アポをとる際には、これらについての対策を立てる必要があります。ポイントは以下の3つです。
【この記事の続きは本書で】
取材前の準備
「何もわからないけど、当日に聞けばいいだろう」という姿勢は改めてください。
自分で調べられることは調べておく
のは取材者として必須の心得です。そうすることによって、次のような利点があります。
(1)被取材者に不快な思いをさせない。
(取材者が不勉強な場合、怒る人もいます)
(2)取材時に心の余裕を持つことができる。
(3)被取材者の話の内容を理解しやすくなる。
(4)取材時の質問項目を想定しやすくなる。
(5)既知の質問項目を割愛できるので、大切なポイントに取材時間を割くことができる。
【この記事の続きは本書で】
取材の基本とメモのとり方
取材中のメモは、慣れていないとなかなか難しいものです。頭も手も動かさなくてはいけないからです。
ただ残念ながら、メモどりが上手になる処方箋はありません。なんといっても
「慣れ」の一語に尽きます。慣れるためには、以下のようなトレーニングが効果的です。
【この記事の続きは本書で】
●ご購入のお申し込みはE-mailかFAXにてお願いします。
E-mail :
info@edt.co.jp
FAX : 03-5259-0300
FAX注文用紙ダウンロード(PDF)