●下記は、『労働組合機関紙編集BOOK』から一部を抜粋したものです。完全な情報は同書をご覧ください。
古くから、新聞のレイアウトは「流し組み」と「区画組み」(ハコ組み、ブロック組みとも呼ぶ)に大別されています。 流し組みとは、一般紙の報道面でよく使われる手法で、主要な記事の本文が右上から左下に向かって流れ、そこに割り込むように別の記事が配置されるタイプのものです。一方、区画組みは、文化面やタブロイド判夕刊紙でよく使われる手法。一つひとつの記事が四角く区切られ、ブロックのように並べられているタイプのものです。
この2タイプには、次のような特徴があります。
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新聞のレイアウトは、力点の置かれ方によっていくつかのパターンに分類されています。
流し組みの代表的なレイアウトパターンは、「X型」と呼ばれます。見出しや写真、ハコもの(48ページ参照)などの力点が、紙面の対角線上に置かれるからです。
(中略)
実作業ではまず、「レイアウトラフ」を作成します。レイアウトラフとは、おおよその記事配置を手描きしたもので、紙面構成を決める上で最も大切な作業です。どの記事を目立たせるか、写真やイラストをどのように活用するかも、すべてはレイアウトラフにかかっています。いわば、
レイアウトラフは紙面構成の設計図
だと言えます。そのため、原寸で描くことをお勧めします。「押さえて流す」手法でレイアウトラフを描く具体的手順は、次のようになります。
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手作りでも写植でもDTPでも、レイアウトラフと材料(原稿、写真、イラストなど)さえ揃えば、あとは台紙に張り込むだけです。ただ、効率性を考えた場合、若干、作業手順は異なります。
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「ハコもの」とは、ケイ線で区切られた記事を指します。典型的な例は、一般紙の社説や連載小説です。
流し組みの場合、ハコものを活用することによって、以下のような効果を図ることができます。
(1)レイアウトにアクセントがつく
(2)記事の区別がひと目でわかる
(3)原稿を作り置きすることができる
特に連載記事やインフォメーション告知の場合、Aの効果は絶大ですので、ぜひ上手に活用してください。
(中略)
ハコものをレイアウトするにあたっては、以下のことを頭に入れておきましょう。
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新聞づくりにおいては、レイアウトするうえでやってはいけないとされているタブーがあります。これは、かつて新聞づくりを効率的に行うために作られた決まりごとで、読みやすさや見栄えを目的としています。
最近では、タブーにとらわれない自由な発想による新聞づくりが進んでいますが、少なくとも、読者が読み間違えないように、以下のタブーには注意しましょう。
区画組み(ハコ組み、ブロック組み)では、一つひとつの記事が四角く区切られ、ブロックのように並べられています。そのため、読者にとって記事の別がわかりやすく、読みやすいレイアウトとなります(45ページ参照)。 (中略) 区画組みで最も難しい点は、1行の文字数が記事によって異なることです。記事の天地にケイ線が入るため、どうしても同じ段組にならないからです。
逆に言えば、「1行の文字数がバラバラでも構わない」ということになりますが、最低限、次のルールは守ってください。 【この記事の続きは本書で】●ご購入のお申し込みはE-mailかFAXにてお願いします。
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